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基本料金永久無料の本格オンラインRPG RED STONE ロープレ戦士、赤石太郎のプレイ日記
タダのゲームだが、ダダもんじゃない!
拙者は、ほうぼうのRPGの世界を渡り歩いてきたロープレ戦士だ。百戦錬磨の超レベル最強戦士であるが、ひとつだけ弱点がある。「タダ」という言葉に滅法弱いのだ。そんなわけで、この基本料金永久無料のRED STONEの世界に飛び込んだというわけだ。
RED STONEは、公式サイトで「タダ」でIDを取得して、「タダ」でダウンロードした専用プログラムをセットアップするだけで、すぐに始められる。インターネットの通信費以外は、いっさいお金がかからん。
タダのゲームだから内容はソレナリだ思うだろう?ゲーム画面も、ハッキリ言って時代遅れの感がある。家を建てたり物を作るといった活動はできない。

ただ広い世界を探検してモンスターをやっつけて強くなるというだけの単純な内容だ。だが諸君、やってみてわかったのだが、このゲームはタダでもタダもんじゃない。ゲームを知り尽くした人間が作ってるにちがいない。拙者のような「プロ」を唸らせる何かがある。そこを、これから4週にわたって、ぼちぼちと語っていこうと思う。
本格的ながらとっても簡単
まずは、どんなゲームなのかをさっと紹介しておこう。ゲームを始める前に、キャラクターを決めるわけだが、RED STONEでは職業を選んで名前を付けるだけ。あれを決めたりこれを選んだりと面倒な「キャラクターメイク」はない。
RED STONEでは、どのキャラクターにも変身能力が備わっている。戦士は剣士に、ウィザードはウルフマンにといった具合だ。そして、それぞれに25個ずつのスキルが備わっていて、合計50個のスキルが使えることになっている。
最初から50のスキルが使えるわけじゃない。戦闘で獲得した経験値なんかを使ってコツコツと習得していくのだ。スキルシステムは、ほかのRPGでも一般的なもんだが、RED STONEの場合、すごくわかりやすい。スキルのアイコンを画面のスロットにドラッグしておけば、敵をクリックして戦闘が開始すると自動的に使ってくれる。
やり方はここを見てね。
次回以降にもっと詳しくお話しよう。
画期的なアイテム交換システム
タダ、変身、簡単とならんでRED STONEの大きな特徴に、非常に画期的なアイテム交換システムってのがある。RED STONE日本版を提供しているGameOnのサイト内で使えるGEMという専用の電子マネー(1GEM=1円)を買って、そのポイントと便利アイテムを交換するというものだ。早い話がお金でアイテムを買うってわけ。買うか買わないかは自由。べつに買わずにタダを押し通してもぜんぜんオッケーなのだ。
詳しい購入方法は、ここを見てね。
便利アイテムは、能力を高めたり移動を助けるといったものが中心で、剣や防具のような物理的なアイテムは、やっぱりゲームでがんばって手に入れることになっている。
便利アイテムはなんと118種類もある。そのうち今回は、もっとも人気の高いスペシャル系アイテムを紹介しよう。
ポータルスフィア
モンスターを倒したときにもらえる経験値が2倍、モンスターがアイテムを落とす確率が2倍、秘密の場所への入場許可、通常は利用料1万ゴールドのテレポーターが無料、移動速度が格段に速くなる魔法のカーペット使い放題、場所の記憶(そこへ自由にワープできる)が2カ所という豪華な機能を持つ。使えるのは30日間。お値段はちょっと高くて2500GEM。
スキル再分配巻物
最初のうちはどのスキルを高めていけばいいかわからず、苦労して獲得したスキルポイントをやみくもに注ぎ込んだりする。だから少し強くなってから「このスキルをこんなに高める必要はなかった」とか「こっちにポイントを注ぎ込んでおけばよかった」なーんて後悔するのがRPGの常だ。しかし、これを使えばスキルポイントの再分配ができる。使えるのは1回だけ。お値段1500GEM。
ステータス再分配巻物
スキルポイントと同様、強さや敏捷性や運といったキャラクターの7つの基本的能力を決めるステータスのポイントも、これを使えば再販分できる。ある程度強くなってから使うと効果が大きいが、何度でも好きなだけ買って使うのも自由。そこがアイテム交換システムの面白いところだ。使えるのは1回だけ。お値段は1500GEM
今回紹介した便利アイテムは、もっとも高価な部類に入るものだ。ちょいと手が出ないという人のために、ポータルスフィアーには、機能を少なくしたり威力を限定した廉価版が数種類用意されている。なかでも、400GEMで買えるミニポータルスフィアーは人気が高い。
最強戦士 赤石太郎のお部屋 ゲームがゲームだったころのゲーム感覚
ハッキリ言って2Dの俯瞰式画面というのは、10年前のオンラインゲーム並。ここで写真を見ただけでは、ずいぶんヘッポコに見えるだろう。だが、プレイを始めると気にならなくなる。面白いからだ。
どこが面白いのかと言えば、フツーの昔ながらのコンピューターRPGの路線で、ゲームバランスを磨いてるからだ。だから純粋にゲームとして楽しめる。
昨今のオンラインRPGの路線は、ことさらにリアルさを追求するあまり、ゲームから離れてしまっているところがある。家を建てて住んだり大規模な商売を展開したりと、その世界で自由に活動できるようになることは、それはそれで楽しいのだが、社会が複雑になると、ルールも増えるし手続きも増える。そういうものに現実の世界でギューギューいじめられているオジサン世代には、シンドイだけだ。
だから、ひたすらモンスターをやっつけてお金を稼いで強くなるというだけのRED STONEの世界では安心して遊べるんだな。ちゃんとゲームの範囲を守ってるって感じだ。
だから、画面はあれでいい。一人称の視野だと現実的だが周囲が見えなくてゲーム的じゃないからな。それに、スキルを使ったときの効果も派手に見えていい。『スーパーマリオ』がリアルになったら何倍も面白くなるかと言えば、そうじゃないだろう。ゲームはゲームの形をしているから面白いのだ。
百戦錬磨の超レベル戦士であるこの拙者を唸らせたRED STONEを作っている連中というのは、はたしてどんな人物なのか。GameOnの関係者に聞いてみたところ、韓国の小さなゲームスタジオの、ゲームが好きで好きでたまらない連中だという。なるほど、やぱりそうか。
GameOnが新しいオンラインゲームのコンテンツとして、すでに海外でヒットしている大手ゲームスタジオによるものではなく、あえてこの小さなスタジオの作品を選んだ理由には、彼らのゲームに対する姿勢に共感できたからだという。
ゲームに限らず、物事の善し悪しと個人的な好き嫌いを混同している人が多いなか、彼らはゲームの善し悪しを客観的に判断できている連中だと拙者は感じた。直接会って話をしたわけじゃないが、ゲームはあくまでゲームだとわかってる連中だろう。
おっと、RED STONEについて語り始めたらキリがないな。この続きはまた来週だ。
そうそう、次からは、諸君がすでにRED STONEをやっていると思って話すからな。それまでに体験しておくように。いいじゃないか、どうせタダなんだから。
REDSTONE公式サイトへ!
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