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昨今のオンラインRPGの路線は、ことさらにリアルさを追求するあまり、ゲームから離れてしまっているところがある。家を建てて住んだり大規模な商売を展開したりと、その世界で自由に活動できるようになることは、それはそれで楽しいのだが、社会が複雑になると、ルールも増えるし手続きも増える。そういうものに現実の世界でギューギューいじめられているオジサン世代には、シンドイだけだ。 |
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だから、ひたすらモンスターをやっつけてお金を稼いで強くなるというだけのRED STONEの世界では安心して遊べるんだな。ちゃんとゲームの範囲を守ってるって感じだ。 |
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だから、画面はあれでいい。一人称の視野だと現実的だが周囲が見えなくてゲーム的じゃないからな。それに、スキルを使ったときの効果も派手に見えていい。『スーパーマリオ』がリアルになったら何倍も面白くなるかと言えば、そうじゃないだろう。ゲームはゲームの形をしているから面白いのだ。 |
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百戦錬磨の超レベル戦士であるこの拙者を唸らせたRED STONEを作っている連中というのは、はたしてどんな人物なのか。GameOnの関係者に聞いてみたところ、韓国の小さなゲームスタジオの、ゲームが好きで好きでたまらない連中だという。なるほど、やぱりそうか。 |
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GameOnが新しいオンラインゲームのコンテンツとして、すでに海外でヒットしている大手ゲームスタジオによるものではなく、あえてこの小さなスタジオの作品を選んだ理由には、彼らのゲームに対する姿勢に共感できたからだという。 |
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ゲームに限らず、物事の善し悪しと個人的な好き嫌いを混同している人が多いなか、彼らはゲームの善し悪しを客観的に判断できている連中だと拙者は感じた。直接会って話をしたわけじゃないが、ゲームはあくまでゲームだとわかってる連中だろう。 |
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おっと、RED STONEについて語り始めたらキリがないな。この続きはまた来週だ。 |
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そうそう、次からは、諸君がすでにRED STONEをやっていると思って話すからな。それまでに体験しておくように。いいじゃないか、どうせタダなんだから。 |